2009年 8月15日 松戸森のホール21

2009年ツアー、関東での初ステージになる千葉県松戸市でのコンサート。
今回は船長のハル@少年による超絶濃厚レポートです。


28年ぶりの全国ツアー5日目。
座席は3階席の1列目中央。
オペラグラスを片手にゆったりじっくりと舞台を鑑賞させてもらいました。

16:34 場内に夏の終わりにのBGMが流れ出す。
Aメロはピアノのルバートサウンドがゆったりと。
Bメロになり、音色が木管楽器系に変わり、舞台の照明も暗転していく。
サビになり、重厚なストリングスサウンドになったところで、ちんぺいさん・きんちゃん・べ〜やんの順番で舞台下手から登場。。
(今回緞帳はなし。。)

3人とも笑顔笑顔。。
『ただいま。』
『アリスが還ってきました。』

3人の登場1 3人の登場2


M1. 知らない街で
KEYはEだったかな。
ちんぺいさんのストロークにべ〜やんのリードが絡んでいく。
神戸の時よりもパワフルなリードに感じた。
ラストの『チュッチュッチュルルル!!』。。
途中からべ〜やんが『Woh〜〜〜〜っ!!』と軽いシャウトを伸ばす。
今までにないパターン。。
新鮮だった。。

愛の光

M2. 愛の光
2番終わりできんちゃんコンガが16の細かい刻みを。
前回もぜひともこれを入れてもらいたかったから嬉しかった。
間奏頭のべ〜ソロのとき、ちんぺいさんがピックを会場に投げて新しいピックに取り替えていたよね。
ゲットできたお客さんは嬉しかったでしょうなぁ♪

『と〜わ〜に』のべ〜やんハモ。
『ソ〜ファ#〜ミ〜』と降りてくるハモになっていた。
これは神戸のリハでも歌っていたんだけれど、『最後がミだとG6の音になっちゃうから、原曲通りソにあがった方がいいですよ。』
…ってべ〜やんと話したことを思い出した。
べ〜やん、忘れちゃったかなぁ。。
んで、『とわに』の後にも『ウ〜ウ〜』と低めのコーラスを入れていたね。
うん、かっこいいぃ!!

べーやん きんちゃん ちんぺい


M3. アリスの飛行船
これはもうひたすら楽しいね。
KEYはなんだったかな?
E辺りで弾いていたかな?
今、自分が飛行船の船長をやらせてもらっていることを誇りに思える一瞬。

きんちゃんがドラムに移って。

ステージ全景


M4. もう2度と・・・
当時、イントロの『バスドラ』ドンドドン・・・のあとの『タン!!』は・・・タムを叩いていたよね。
今はスネアを叩くのかぁ。。へぇ。。と思った。

2番の後半サビ。
『もう〜もう』のあと、4拍目に入れたシンバルアクセントが圧巻☆
そうそう、これぞまさしくきんちゃんドラムだぁ〜!!!

この曲はAで歌っていたかな。
原曲がCなので随分雰囲気が違っていた。
全体的にゆったりサウンドだったかな。。

きんちゃんドラムで3人


M5. 黒い瞳の少女
きんちゃんがドラムを叩くのを初めて見た。
この曲をライブでドラム叩いたことってあったのかなぁ?
この曲もKEYはAだったかと。

きんちゃんドラム


M6. 五年目の手紙
今度は逆にコンガで。。
当時はドラムで、2番からバスドラの『ドン…ドドン』が印象的だった曲。
この曲は冬の武道館でも歌ったっけ?
あとは中野サンプラザでやったハンドインハンドコンサートが印象的かな。

そんなことを思い出していたからだろうか。
間奏が終わり、
『真夜中にひとり吹く』…の辺りから何故か突然に涙腺が緩くなった。
『あぁ、こういう歌こそがひょっとしたらアリスの真骨頂なのかも。』
…って思ってもみたり。。
自分でも自分の反応に驚いてもみたり☆

ちんぺい&べーやん


M7. 誰もいない
この辺りの曲のイントロにはKBのイメージイントロが入っていたね。
この曲はGだったかな。
1番はべ〜やん歌わず。
2番と3番は、Bメロの頭をハモり、その後『Wu〜Wu♪』のコーラスを入れて
それからまた『誰もいない』をハモるというパターン。

そうそう、神田でも思ったのだけど
『愛のことばを』の部分の『愛の』の譜割りが変わったよね。
元々は付点でハネていたんだけど、今は『あ〜い〜の〜』と歌っていました。

『肩が寒い 肩が寒い』の後できんちゃんが叩くお約束のボンゴフレーズ。
左手でコンガの皮を押さえながら音程を変えていくところね♪
このフレーズを叩いた後、右足がフ〜っとあがったんだよね。
その後でも1回あったけれど。。。
こういう光景は珍しいかも。。
上から見ていたからこそ見られた景色だった気がした♪

秋止符


M8. 秋止符
01年では、きんちゃんがお休みだった曲。
『これはさぁ、ドラムがいらないんだよねぇ〜』ときんちゃんが言ってたけど、今回はしっかりと参加☆
間奏でシンバル入れたのは1箇所位だったかな?
エンディングの一番終わり。。
ハイハットをシャラリとやって、シンバルを軽く叩いて、もう一度ハイハットをシャラ♪・・・。。。
この絶妙なアクセントが・・・うん、やっぱりドラム要るじゃんね♪♪

GOING HOME


M9. GOING HOME (家路)
完成が楽しみな曲ですね。
サビ前で『風が』…『あっごめんなさい』…『雲が』ってべ〜やんが歌いなおした♪
会場によってボーカルが変わっているのかな?

振り向かないで歩いてきた道を・・・かぁ。。
アリスらしいし、初の『作詞作曲・アリス』の完成を楽しみに待ちましょう。

観客参加のコーラス録音。
最初の『ウ〜ウ〜ウ〜ウ〜』のメロが『1万人の讃歌』とまったく同じなんですけどぉ〜!!♪
アリスフリークは『枯葉よぉ〜〜♪』と歌いそうになるよりも、『ウ〜ウ〜ぅウ〜ウ〜』と、行きそうになるんじゃないかな!?♪


1部ラストは『走っておいで恋人よ』。
KEYはDだったね。
01年武道館初日。
この曲を歌わなかったために、いろいろありましたな♪
その後も曲順をいろいろ変えていったっけ。
そんなことも思い出させてくれた1曲。。


3人が舞台から離れていったとき、時刻は17:38。。
ここから15分の休憩でした。


MCに関していうと。。
きんちゃんの『松戸は特徴がない。』
ちんぺいさんの『松戸市民会館は舞台の袖下がトイレで・・・』
が、なんとも可笑しかったっけ♪




17:53 キッチリ15分休憩で2部が始まる。
サポートメンバーが定位置につくと場内が一瞬シーンと静まり返る。
クリックの音が、かすかに聞こえてきた。
30秒?1分?どの位経ったかな。。
アリスの3人のそれぞれの位置に。。
1部ではピアノ椅子に座っていたちんぺいさんのボーカルマイクも休憩時間のうちに、立ちポジションに変わっていたね。

散りゆく花


M.1 散りゆく花

0001のロックバージョン。
ギターがイントロのリフを繰り返し、きんちゃんのリズムが入る。
このまま行くかと思いきや、突然ブレイク!!
ここでちんぺいさんが場内を煽っていく☆

そしてまたもやリズムが入り。。。
KEYはCだったかな。
今回、全体にKEYが下がった曲が多いこともあって、曲のイメージがなんとなくゆったりとした感じがする。
恐らく、『声を張り上げる』イメージが無いからなのかな?
それと…01年のツアーはまさに『20年間待ちに待ったライブ』であり、そのオープニングソングという大興奮の中での曲というイメージだったのに対して、今回は2部のオープニング、という違いもあるのかも。

バックステージから


M2.冬の稲妻

きんちゃんがクリックのイヤホンを耳につけて。頭のティンバレスは打ち込みだったね。
2番の『私の身体を突き抜けた♪』の後のシンバルアクセント8分音符2発!!
これがなんともかっこよく、気持ちよく☆
ただ、その後の『よ〜ろりんさんだ〜♪』の前の『ダツダツ』フレーズはSONGSに続いて今回もなし。。
01年も何度もきんちゃんに言って、ツアーの途中からこのフレーズを入れてくれたっけな。
今年はどうなりますかね♪?

ちんぺい&べーやん


M3.〜M4. 涙の誓い〜ジョニーの子守唄

きんちゃんが『ワンツ〜スリ〜フォ〜』とカウントを言うのは何故か『なみちか』だけなんだよね♪
だから、カウントを聞けばすぐに分かる☆
『なみちか』がワンコーラスだけなのは、なんとも寂しい感じ。
2番の『明日からは心を〜』の辺りでどんなフレーズを叩いてくれるかを凄く楽しみにしていたのになぁ〜っ。。

『ジョニこも』はコーラス打ち込みもあるので、この曲もクリックが重要ですな。
歌メロをべーやんが歌っているときに、ちんぺいさんがずっと後ろの方まで下がってギターを弾いていた。
その姿を見ていたら、78年の夏の武道館の景色が蘇ってきた。
あの時のちんぺいさんの笑顔、そして、今の笑顔。
どちらもおんなじように嬉しそうな笑顔でした。
時折り、きんちゃんと目を合わせて微笑み合っちゃったりしてね☆

ちんぺい&べーやん


M5. あの日のままで

当時はギター2本とブルースハープという編成だった曲。
今回はきんちゃんがドラム。
もしあの頃、ヤングジャパンが借金を抱えていなかったら、当時もこういう編成できんちゃんがドラムを叩いていたのかな?
…なんていうことも考えてみたり☆

この曲のちんぺいさんのハモリ。
『あの日のままの〜〜♪』の『の』の音がレコードでは上にあがるんだけれど、ライブでは下にさがっていたんだよね。
さてさて、あれから30年経つけれど、ちんぺいさんはどっちを歌うかな?
…と思っていたら、しっかりとライブバージョンのメロディでした。
なんだか妙にホッとしたり、嬉しかったり♪

2番のラスト。
『空の青さと』の歌い始め…べーやんが多少フェイクっぽく歌っていたね。
ここは最初から『ハモリ無し』って決めているんでしょうね。
ちんぺいさんのハモリは最後の『不思議に僕は覚えていた』だけだったかな。

べーやん


M6. 夢去りし街角

『折れるほど抱きしめてみても』
『掛けがえのない季節だった』・・・の箇所。
ちんぺいさんを見ていたら、口元が動いていた。
それも歌詞を歌うのではなく、恐らく『Wu〜♪』などとコーラスを入れていたみたい。
今までこのパターンは無かったと思うけど。

『心は寂しい』〜『もう行かなくちゃ』の間のドラムフレーズ。
2拍目の『タン☆』が無かったね。。
3回ともそうだったから、恐らく今回用のフレーズなんだろうねぇ。。
初めて聞くとちょっと違和感ありかな。

間奏後のサビ、4発スネアはしっかりと健在。
うんうん、やっぱりこうじゃないとね♪

きんちゃん


M.7 今はもうだれも

佐竹さんとのエピソードを語ってくれてから・・・。
イントロのカウントは誰が言ったのかな?

ちんぺいさんがずっと上パートを担当するのは・・・
78年に倒れて以降は無かったはず。
KEYはBフラットだったっけ。
それでもオリジナルのハモリはやっぱり嬉しいものですね。
ちんぺいさんが間奏とかで、ギターを高々と持ち上げる姿は女性のみならず、ギター小僧たち憧れのポーズでもございますね。
できればフルコーラス聞きたかったなぁ。。
(…って、確かワンハーフだったよね?)
エンディングでのきんちゃんドラム掻き回し。。
フィニッシュしてからもまだ3回『ダララン♪ダララン♪ダララン♪』と。
かなり気持ちよかったのだろうね☆

ちんぺい


M8. 狂った果実

きんちゃん、イントロのフレーズが流れるときにしっかりとクリックイヤホンを耳につけていたね。

歌メロの後半。
即ち9小節目以降のドラムフレーズ。
SONGSの時も感じたのは『あら、きんちゃん、タムアクセント、入れ忘れているね。』
・・・ってことだったのだけれど、
今回改めて聞いていたら、1番も2番も同じフレーズを叩いていた。
ってことは、これが今回のアレンジなのかぁ。。。
う〜ん、これはこれでアリなのかなぁ。。。
慣れないとちょっと違和感あったね。。
それと、エンディングの『ロール』はやっぱり入れて欲しいよなぁ。

ちんぺいさんの下ハモリ。
01年ではツアーの途中から下でハモるようになっていたけれど
今ではこのパターンが当然のようにしっくりと来ていたよ♪

ちんぺい&べーやん


M9. 帰らざる日々

ピアノがきんちゃんじゃないからとっても安心して聞けます!?☆あは。
『最後の〜』での大拍手☆
ちんぺいさんも嬉しそうだったねぇ。。
今回はアレンジがシャンソンタッチになっているけれど、2番『酒浸りの日も〜』の辺りのべ〜やんのアルペジオ&オブリフレーズがまさに秀逸フレーズだと思います。
色っぽく、かっこよく、せつなく、渋く。。

ラストのシンバルアクセントも何度か聞いてくる内に違和感がなくなって参りましたね。

ちんぺい


M10. 遠くで汽笛を聞きながら

べ〜やんの『スリー・フォー』以外で始まったのは初めてかも!?
『閉じたまま〜』の後のドラムフレーズ。
神戸では『べ〜やんのカウントがゆっくりだったから違うフレーズを叩いた』というきんちゃんも今回は定番のフレーズを。
3番のサビとかのフィルは圧巻でしたな。

2番、3番でのちんぺいさんコーラス。
2番は、ずっと目を閉じたまま。
3番は、最初は場内を見ながら、そしてまた瞳を閉じて。。
この曲も、歌メロ部分では、後ろに下がってギターを弾いていたね。
ちょっと神戸を思い出したかも。。

ちんぺい&べーやん


M11. チャンピオン

バスドラリズムを叩くきんちゃんの嬉しそうな顔!!
あんなにニコニコとしながら、チャンピオンを叩いたのは初めて見たね。

『you're king of kings』の後の『ジャジャッ!!』の決め。
1番と3番ではハイハットだけでアクセント。
2番はフロアタムとスネアで。。
う〜ん、こういう叩き分けって今までしていたかなぁ〜??

あと、1番・2番とも頭のフロアタムがなかったよね。
『掴みかけた』『君はついに』のところ。
べ〜やんが歌うところには入っていたのに。。
これも敢えてそうしているのかな?

それと。。。
全体を通して、きんちゃんのフィル叩きのフレーズが今回少し違う気がした。
『タカタカタカ』と叩いて、最後にシンバルをジャーン!!とやる訳なんだけど、シンバルに行く前のフレーズがほとんど『四分音符』なんだよね。
今までは『八分音符』のままシンバルに行っていたはず。
なんとなく、『ちょっとひと休み』の感があるのはオイラだけかな?♪あは。

エンディング


enc. さらば青春の時
アリTに着替えた3人。
ちんぺいさんの見事なMCでピアノイントロが流れ出す直前に
『やっぱりよいしょと言っちゃうな。。』とべーやん。。
おいおい、ピアノが弾き始めていなくてよかったね☆

1番は、ちんぺいさんソロ。
2番は、べーやんソロ。
以前は、2番サビからハモっていたんだけど。。
と、思っていたら、間奏後も二人でユニゾンでした。

以前、『上が出ないから、さら青を歌わない…じゃなくって、上が出なくても、今の3人でのさら青を聞きたい!!』
・・・って話したことを思い出しながら聞いていた。

自分自身にとっては、81年のヒットスタジオ以来、28年ぶりの『さら青』だったね。
最後にライブで聞いたのはいつだろう?
80年のツアーかな?
そうなると29年ぶりってことになるんだね。

アンコール


今回のツアー、自分にとっては松戸が初日。
舞台裏ではいろんなことが有り過ぎて、心から楽しめるかちょっとだけ不安だったけれど、見始めたら、本当に嬉しかった。。
高校生の頃、朝9時過ぎに家を出て、柏市民とか、野田文化まで当日券を求めて行ったこと。
当日でもちゃんとアリスが見られたこと。
ハガキ応募だけで公開録音番組を観にいくことができて、1年間で20回位、アリスが観られていたころ。。。
武道館とかのアリーナライブじゃないホールライブは本当に
メンバーを身近に感じられて嬉しいね。。。

本当に30年前にタイムスリップしたような感覚。
うん、アリスは今でもアリスのまんま。
当たり前だけどさ♪

肩に力の入っていない、今の還暦アリス。。。

こちらも肩に力を入れることもなく、自然体で楽しまさせていただきました☆
そしてこれからもね☆!!

18:50 アンコールが終わって、3人が舞台から去り。。


『あぁ、アリスって本当にいいバンドだよなぁ。

あぁ、やっぱりアリスよりも好きなバンド、歌手なんて居ないんだよな☆』

・・・が、最初に浮かんだ想いでありました。はい。


あっそうだ。
アンコールが終わって・・・。。
きんちゃん、ブーツを履いていたけど。
ドラムのとき、コンバース履いていなかったのかな??